相続税申告の費用相場|税理士報酬の目安と費用を抑えるコツ

相続税の申告を税理士に依頼する場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。この記事では、遺産総額別の費用目安、加算報酬の内訳、費用を抑えるための具体的な方法を解説します。

まずは相続税がいくらか確認しましょう

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遺産総額別の費用目安

税理士費用の基本報酬は、遺産総額に応じて設定されるのが一般的です。概ね遺産総額の0.5%〜1%が相場です。

遺産総額別の費用相場

遺産総額税理士費用の目安
5,000万円以下20万〜40万円
5,000万〜7,000万円30万〜60万円
7,000万〜1億円50万〜80万円
1億〜2億円70万〜150万円
2億〜3億円100万〜200万円
3億円超150万円〜
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加算報酬の項目

基本報酬に加えて、以下の項目で加算報酬が発生する場合があります。事前に見積もりで確認しましょう。

加算項目加算額の目安
土地の評価(1区画ごと)5万〜15万円
非上場株式の評価15万〜30万円
相続人の追加(1人ごと)基本報酬の10〜20%
申告期限3ヶ月以内の依頼基本報酬の20〜50%
書面添付制度の利用5万〜10万円

注意: 土地が複数ある場合は特に費用がかさみます。路線価の補正や不整形地の評価には専門的な計算が必要なためです。

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費用を抑える3つの方法

1. 早めに依頼する

申告期限ギリギリの依頼は特急料金がかかります。相続開始後なるべく早く(3ヶ月以内が理想)依頼しましょう。税理士側も余裕を持って対応でき、品質の高い申告が期待できます。

2. 必要書類を自分で集める

戸籍謄本・残高証明書・固定資産税評価証明書などの書類収集を自分で行えば、その分の手数料を節約できます。何が必要か事前に税理士に確認しましょう。

3. 複数の税理士から見積もりを取る

税理士報酬は事務所によって異なります。2〜3社から見積もりを取り、費用と対応品質を比較しましょう。ただし、価格だけでなく相続税の専門性も重要な判断基準です。

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依頼のタイミング

相続税の申告期限は相続開始から10ヶ月以内です。理想的な依頼のタイミングと、それぞれのメリットを整理します。

依頼時期メリット
相続後1〜2ヶ月最も余裕がある。節税対策の提案も受けやすい
相続後3〜4ヶ月書類収集と並行して進められる
相続後5〜7ヶ月まだ間に合うが、特急料金がかかる場合あり
相続後8ヶ月以降期限間近で割増料金。受けてもらえない場合も

まずは相続税額を把握しましょう

よくある質問

相続税申告の税理士費用はいくらですか?

一般的に遺産総額の0.5%〜1%が相場です。例えば遺産総額が1億円の場合、50万〜100万円程度が目安となります。ただし、土地の数や相続人の人数によって加算される場合があります。

相続税の申告は自分でできますか?

法律上は自分で申告することも可能です。ただし、財産評価の誤りや特例の適用漏れにより、本来より多くの相続税を支払ってしまったり、税務調査で指摘を受けるリスクがあります。特に不動産がある場合は専門家への依頼をお勧めします。

税理士費用は経費や控除の対象になりますか?

相続税申告にかかる税理士費用は、相続税の計算上、債務控除の対象にはなりません。被相続人の死亡後に発生する費用は原則として控除対象外です。ただし、所得税の準確定申告にかかる税理士費用は債務控除の対象となります。

※ 本記事は一般的な税理士費用の解説であり、特定の税理士事務所の推奨を行うものではありません。 具体的な費用は各税理士事務所にお問い合わせください。